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タラレバを考える事は悪い事ではありませんが、失敗をしたときの自分を責めてしまうのは良くないことです。
自分を傷つけるだけです。
悩みを抱える人は、とかく自分を傷つけて終わってしまう方が多くいらっしゃいます。
この方々は自分にダメ出しをしているだけで終わってしまっています。
これでは、自分を傷つけるだけで将来性が生まれません。
後悔だけでなく、反省をして未来につなげるには、ダメ出しの原因をひも解く事が必要だと思います。
では、なぜダメ出しをしてしまうのでしょうか?
自分にダメ出しをするということは、失敗した自分に厳しくしなければならないという癖がついている傾向にあります。
なぜそのようなクセがつくかというと、自分を守るためです。
自分へのダメ出しに似た現象で、他者批判というものがあります。
他人を批判する事で、自分の価値を高く感じたいという行動です。
自分へのダメ出しはこれに近いものです。
自分がダメだという事実を受け止められず、自分を批判する事によって、「批判している自分」が価値があると無意識に感じます。
ひとまず批判している自分がいるから自分を保っていられるのです。
ですが、ダメな自分も自分です。これでは、片方は救われますが、ダメな自分の方は傷ついたままになってしまい、結果的にはつらい感情が残る事になります。
そして、批判している自分は安全なので、ダメな自分をほったらかしにしてしまいます。
これでは、いつまでたってもダメな自分は変わりません。
では、後悔ではなく反省をするにはどうしたらよいでしょうか。
まずは、ダメな自分を正確に受け止めるということが必要です。
大切なのは、正確にという部分です。
例えば、100点満点のテストで20点を取ったとしましょう。
その時どんな考えが浮かぶでしょうか。
「自分は悪い点数を取ってしまった。自分はダメだ」と考える人が多いのではないでしょうか。
ですが、このテストが難しいもので、平均点が10点だったとしたらどうでしょう。
20点でも安心するのではないでしょうか。
正確に自分を評価するためには、まずそのテストの平均点が何点なのかを知る必要があります。
「自分は悪い点数を取ってしまった。自分はダメだ」と反射的に考える前に、「平均点が何点なのか?」という疑問が先に出るように考え方を変えてみるのです。
まずはこれにより正確な自分への評価を得られます。
そしてその評価を、どのように変えていくかを考えます。
これが反省です。
たとえ平均以下の点数でも、それを受け入れて次につなげていくことが大切です。
ダメな自分を放置して自分を守っても何も始まらないと気付くと、この反省をすることができるようになります。
ダメな自分も自分なのです。そして、ダメな自分が価値が無いとは限りません。
価値ある自分にするかどうかは、自分次第ではないでしょうか。