「信号は守るべき」
「私は頑張り屋であるべき」
「あなたは私の子供なのだからこうあるべき」
このように自分ルールを設けて忠実に守る思考のことを「べき思考」と言います。
ほとんどの悩みの原因には認知の歪みというものがあって、べき思考はそのうちの一つです。
皆さんも一つくらいは持っているのではないでしょうか。
もし、そのべき思考が悩みの原因になっているのなら改善をはかりたいものです。
カウンセリングの中では、認知の歪みに着目して、その修正を行います。
ですが、認知の歪みが全て悪いという訳ではありません。
私も、クライアントに上手く説明が伝わらない事もありました。
べき思考っといってしまうと、それ自体が悪い事のように感じてしまわれるそうです。
確かに、極端に考えると「悩みの原因=悪いもの」になってしまうのは考え方としては間違っていないのかもしれません。
ですが、このべき思考は悪いところばかりではありません。
例えば、がむしゃらに頑張って目標を達成するような方は、べき思考を持っていることがほとんどです。
「私は目標を達成するべき」
「私は強くあるべき」
「周りは私を賞賛するべき」
この強い思いがあってこそ目標を達成する源になっていることが多くあるからです。
問題なのは、べき=過度のストレスになってしまう時です。
この時はべき思考を見直すことが必要でしょう。
ちなみに、べき思考を修正するプロセスは、
1、自分が何に対してべき思考をしているかを知り、その思考になった原因を考える。
→自分がべき思考をしていると気が付いたら、その思考が身に着いた原因を考えます。
大抵は育った環境でそうせざるを得なかったのが原因です。
その原因の見方を変えることによってべき思考が本当に自分に必要なことなのかがわかります。
2、自分のべき思考が一般的にどのようなものなのかを考える。
→あまりにも常識はずれなべき思考は過度のストレスになりやすいものです。
あまりにも常軌を逸した強いべき思考は捨てる必要があるかもしれません。
3、「べき」を「かもしれない」に変えていく。
→ここが一番大切な部分です。
「べき」→「べきではない」にしてしまうと今度は「べきではない」がべき思考になって行きます。
それでは、逆になっただけで意味がありません。
「かもしれない」という中間を取るようにします。
そうすると「べき」をよく考える事ができ、 本当に自分に必要な方向性が見えてきます。
もちろん中間を取るという事は迷いや不安を生みます。
ですがそれを乗り越えてこそ、満足感が得られるのではないでしょうか。
以上がべき思考を修正するプロセスです。
「べき」自体も大切な思考である事も意識すると、修正の近道になるでしょう。
「べき思考を直すべき」にならないようにすることが大切です。
「私は頑張り屋であるべき」
「あなたは私の子供なのだからこうあるべき」
このように自分ルールを設けて忠実に守る思考のことを「べき思考」と言います。
ほとんどの悩みの原因には認知の歪みというものがあって、べき思考はそのうちの一つです。
皆さんも一つくらいは持っているのではないでしょうか。
もし、そのべき思考が悩みの原因になっているのなら改善をはかりたいものです。
カウンセリングの中では、認知の歪みに着目して、その修正を行います。
ですが、認知の歪みが全て悪いという訳ではありません。
私も、クライアントに上手く説明が伝わらない事もありました。
べき思考っといってしまうと、それ自体が悪い事のように感じてしまわれるそうです。
確かに、極端に考えると「悩みの原因=悪いもの」になってしまうのは考え方としては間違っていないのかもしれません。
ですが、このべき思考は悪いところばかりではありません。
例えば、がむしゃらに頑張って目標を達成するような方は、べき思考を持っていることがほとんどです。
「私は目標を達成するべき」
「私は強くあるべき」
「周りは私を賞賛するべき」
この強い思いがあってこそ目標を達成する源になっていることが多くあるからです。
問題なのは、べき=過度のストレスになってしまう時です。
この時はべき思考を見直すことが必要でしょう。
ちなみに、べき思考を修正するプロセスは、
1、自分が何に対してべき思考をしているかを知り、その思考になった原因を考える。
→自分がべき思考をしていると気が付いたら、その思考が身に着いた原因を考えます。
大抵は育った環境でそうせざるを得なかったのが原因です。
その原因の見方を変えることによってべき思考が本当に自分に必要なことなのかがわかります。
2、自分のべき思考が一般的にどのようなものなのかを考える。
→あまりにも常識はずれなべき思考は過度のストレスになりやすいものです。
あまりにも常軌を逸した強いべき思考は捨てる必要があるかもしれません。
3、「べき」を「かもしれない」に変えていく。
→ここが一番大切な部分です。
「べき」→「べきではない」にしてしまうと今度は「べきではない」がべき思考になって行きます。
それでは、逆になっただけで意味がありません。
「かもしれない」という中間を取るようにします。
そうすると「べき」をよく考える事ができ、 本当に自分に必要な方向性が見えてきます。
もちろん中間を取るという事は迷いや不安を生みます。
ですがそれを乗り越えてこそ、満足感が得られるのではないでしょうか。
以上がべき思考を修正するプロセスです。
「べき」自体も大切な思考である事も意識すると、修正の近道になるでしょう。
「べき思考を直すべき」にならないようにすることが大切です。