心を軽くする方法~認知行動療法のblog

心理学で心を軽くする方法。心理学で心をひも解き、相手も自分も理解しあう事が出来る。【心理研究家】佐屋鉄心

日々の出来事

論点の明確化と矛盾の解消

元号改正から、皇族関連のニュースが多いですね。
ここ数日は小室さんの話題が多く、賛否両論を巻き起こしています。
色々な意見があって、ニュースやワイドショーでもコメンテーターによって意見が分かれる場面を良く見かけます。
ですが、ここでは少し違う角度でこの問題を見ていこうと思います。
それは、論点の明確化と矛盾の解消という点です。
この問題はいくつかの問題が絡み合っていますが、それぞれの意見で論点がずれているように思います。
まず、今後を応援したいという人は結婚というものがお互いのものであり、人がとやかく言うことではないという「結婚とは何か」を論点にしているのに対し、反対の人は「皇族が皇族らしくあるためには」という部分を論点にしています。
同じ問題に対しての論点ですが、論点が違う事によって意見の結果として矛盾している事になります。
結婚とは何かを問われれば、お互いが幸せになるためと考える人多いのではないでしょうか。
皇族とはを問われれば、国民の象徴でありお手本になることが望ましいと考える人が多いのではないでしょうか。
この二つのどちらに重きを置くかで論じているので、意見が割れるのだと思います。
本当はどちらかで論じればそこまで意見が分かれるものではありません。
ですが、そうも行かないのが矛盾ではないでしょうか。
また、どちらかが重要でどちらかが重要では無いという論点にすり替わっているようにも見えます。
「両方大事なんだけど、どうしようか」という事に意識が向かないと感情だけが一人歩きしてしまうと思います。



このような事は身近な問題でも沢山発生しています。
例えば自分の中でどうしたらいいか迷ってしまう時は、このような矛盾が自分の中で起こっているときです。
一つの点で考えると答えは決まっているのに、別の点も加味すると考えが崩れるというジレンマです。
このような時は論点を明確化して、それぞれの考えに折り合いをつけなければなりません。
単純にメリットとデメリットをそれぞれ足して、どちらがメリットが多いのかを算出するしか矛盾を解消する方法はありません。
そもそもこのような矛盾は完全な解決方法はありません。
解決方法が無いから矛盾ともいえます。
様々事に対して問題を細分化し、一つずつ向き合っていく事が大切です。
そして、その一つずつが矛盾する時もありますが、その折り合いをつける判断力こそが問題解決能力だと思います。
スルーしたり誤魔化したりで問題を解決したと考える人もいます。
力技で自分や他人を納得させる事によって問題を解決したと考える人もいます。
ですが、それで問題解決とするのは難しいと思います。
出来る限り納得のいく方法を取る事が本当の問題解決ではないでしょうか。

毒親という呪縛

先日、毒親に関してのテレビ番組を拝見したので、少し書いてみようと思います。
世界昇天ニュースと言う番組でした。

毒親

まず、毒親とは子供の毒(悪影響)となる親の事で、タイプにも様々なものがあります。
子供を無下に傷つける親、過保護の親、自己投影をしてくる親などがあります。
テレビでやっていたのは自己投影タイプで、完璧主義の母親と娘の話しでした。
完璧主義の母親は、娘に作ったご飯を時間通りに食べられなくなっただけで怒りのスイッチが入り、誰にも止められなかったそうです。
娘はそうならない様に母親の顔色を伺って生活をします。
結果的に母親の操り人形のようになってしまい、意見を言う事もなくなったそうです。
相談所にも行ったそうですが「母親と話しをして見てください」という方法を勧められました。
ですが、それが出来ていれば最初から毒親になっていないですね。
自己投影をしてくる親に対しては、いつかどこかで子供の意思を表明しなければなりません。
親に自分と子供は違う人間なんだと気付かせるためです。
親子間の投影というのは誰しも少なからず発生します。
愛情が強く、子供を大事に思っていれば、自分の理想通りに育って欲しいと思うのが親心です。
このケースだと、娘さんはずっと言えずにいたんですね。
少しでも、自分と母の違いをぶつける事が出来ればここまでにはなっていなかったと思います。
ですが、それが出来ないぐらいの母思いで優しい性格だったのでしょう。
きっと、母親が自分にしてくれていることが愛情であり、優しさでもあると感じている部分があったのでは思います。
その娘さんは短大卒業後も働きながら夢を目指して頑張っていたそうですが、母親の呪縛はなくなる事はなかったそうです。
落ち込みがひどくうつ病と診断された事もあるそうです。
その後、勇気を持って親と離れて暮らすことにしたのですが、その後は落ち着いたそうです。

毒親の問題点は、毒親が毒になっていると気が付かず、理解もしようとしないことです。
子供のためと思っていても、必ず子供の為になっているとは限りません。
また、自分の理想が子供の理想だということを疑う事が無いので、子供のやりたい事に耳を貸さない傾向があります。
自ずと子供は自分で決められない自我の無い大人になってしまいます。
親はそれを望んでいるのでしょうか?
そうではないはずです。子供に幸せになって欲しいはずです。
また、子供は親に対して自己同一化が強くならないようにしなければなりません。
自己同一化とは相手のことを自分のことのように思うことです。
親との自己同一化が大きいと、相手を傷つけるのではないかと感じ、言いたい事がいえなくなってしまいます。
それが我慢となって自分を抑圧し続けていると心が苦しくなっていきます。

親子の関係はいつかどこかで親離れをしなくてはなりません。
子供を一人の人間としてみる事が毒親にならない為には必要です。
また、自己同一化が強い親は、自分の満足感が不足している場合が多くあります。
認められる事が少なかったり、責任感が強すぎる場合は一般的には普通でも満足しません。
その満足感を埋めるかのように子供に投影をするという仕組みです。
まずは母親が自分を大切にし、自分の満足感を味わえるような事をする心がけが大切だと思います。

また、毒親に限らず、育った家庭環境から受ける影響は大人になっても抜けないことが多くあります。
その様な家庭のことを機能不全家族と言うのですが、それが原因で精神疾患や希死念慮になる事もあります。
参考:機能不全家族チェック
今回の様なお話しに限ったことではなく、多くの苦しんでいる子供がいると言う事は忘れたくないと思います。

否定は止めて肯定をしてみましょう。

先日、カウンセリングではないのですが、知り合いの愚痴を聞く機会がありました。

元々、昔から相談事を良くされるのですが、愚痴なんかも良く聞かされます(^o^;)

私は、人の愚痴を聞くのを嫌だと感じたことが無いので全く問題はないのですが、誰でもどこでも何でも、大体同じ原因があって、全部聞いた後に一言だけ言っている言葉があります。


「相手に肯定感も持つと自分が楽になるよ」


これを言う理由は、愚痴のほとんどが「相手に否定感を持っている」というのが原因だからです。

そして、その否定感は「自分とは違う悪しきもの」というレッテルを貼ることによって生まれます。

これは、自我を守るために行われることなんですが、傍から見ているとどうしても生産性が無いように見えてしまいます。

もちろん、否定感を持つ気持ちは重々わかるんです。

どうしても感情が勝手に一人歩きしてしまうものです。



別にその人と仲良くなる必要はありません。

馬が合わないと言う事は仕方の無いことです。

人それぞれ自我があって、それぞれ違うのですから。

ですが、自分の見方や捉え方で自分の感情がマイナスになっているのは損をしています。

自分とは違うものを否定する → 悪しきものとしてレッテルを貼る → その人自体に対して否定的になる → 気分が悪い

これを

自分とは違うものを肯定してみる → 悪しきものではないというレッテルを貼る → その人自体に対して肯定的な理由が出来る → そんなに悪い気分ではない

に変えるだけで自分の感情が助かっています。

自分の感情を傷つける人や、自分が納得できない人はいます。

ですが、そんな人達にもそうなった理由があります。

ただ嫌だということにはせず、好きになる努力をすることが自分にとって一番良い方法ではないでしょうか。

仕事、、辞める?辞めない?

仕事に関する相談をよく受けることがあります。

仕事とは、人生において大きなウェイトを締めることです。

思い悩む方が多いのは仕方が無いことでしょう。


よくご相談を受けるのが、仕事を辞めるべきかどうかというものです。

辞めたいと思う原因は人それぞれです。

上司が嫌い。仕事がきつい。そもそもこの仕事が向いてない。などなど。。。

それぞれ色々な気持ちを抱えていますが、いつも私が言うのは、

「自分の満足感が高いほうを選ぶとよいですよ」

と伝えます。

正直、仕事の内容を詳しく聞いても、辞めるべきかどうかは私には判断がつきません。

法律的な問題や、その人の生活の問題もあるでしょう。

「それはひどい!今すぐ辞めなさい!」とはいえません。( ̄Д ̄;;

そもそも、カウンセラーはクライントが自分自身で判断ができる力を身につけるお手伝いをするのが仕事です。

なので、状況にもよりますが、クライアントの気持ちにフォーカスして判断を促す方法をとります。

自分の満足感とは、裏を返すと後悔をしないほうということです。

後悔しないほうを選ぼうとすると、どうしても不安の方が先に来て選ぶことが難しくなります。

なので、自分にとってプラスが多いほうを選択してくださいということです。

この考え方だと、考える内容が良いことや楽しいことの比較になります。

そうすると、判断を下す不安が軽くなるため、判断をしやすくなるというからくりです。

○マイナスな考え方
仕事を辞める⇒収入がなくなる。次の仕事への不安
仕事を続ける⇒ストレスが継続する。この仕事であっているのだろうか。

○プラスな考え方
仕事を辞める⇒ストレスからの開放。次のステップへのスタート。自分がやりたい事ができるかも
仕事を続ける⇒困難を乗り越えた後の満足感。自分のレベルアップ。収入の安定。

例えばこのように考えます。
プラスの部分だけで比べてみると自分にとって良い方の判断がつきやすくはないでしょうか。

人はマイナスな事を思考していると、頭の回転が落ちてきます。

学生の頃、嫌いな教科は頭に入ってこないのに、好きな教科はすらすら勉強できた事はありませんか?

それと同じで、自然と考えたくない事は考えないように脳が指令を出しているからです。

プラスな事を考えて思考や判断をしたほうが正しい答えを導き出せる可能性が上がるのです。

皆さんもマイナスを比べるのではなく、プラスを比べてみてはいかがでしょうか。

 

遅刻をしました(´;ω;`)

すっかり暑くなりました。

おかげで体調を崩されている方も多いみたいですね。

私は今日の朝、暑くておきたのですが、一度起きてエアコンを入れてそのまま二度寝。。。

気付けば予定より1時間半遅くおきました。

用事があったのですが大遅刻です。。。

待たせた方、ホントにごめんなさい。

エアコンという文明の利器に屈服いたしました(笑)。

皆さんも二度寝には気をつけましょう。


私は、この文章を相手への懺悔だと思って書いています。

本当は書かなくてもいいような出来事を、公に謝る事で自分への心理的対処にしています。

書くことによって自分の悪かった部分への反省、相手への謝罪、次への対策を客観的に考えられます。

自分のマイナスな感情を吐き出す事で心理的負荷の軽減にもなっています。


今回の件で心理学的なものを一つ。

自分の失敗を隠そうとしたり、蓋をしようとする人がいます。

実は私も昔はそうでした。なかなか素直にダメな自分を認めるというのは難しいことですよね。

ですがそれは、自分を 守るためだと気が付き、少しずつ修正してきました。

ここに書くという事も修正の一つです。

心理的背景としては、

自分がミスをした
 ↓
自分はダメな人間だ(自己否定)
 ↓
そんなダメな自分は認められない(回避)
 ↓
せめて周りにはダメな自分を見せないようにしよう(外面をつくろう)

という心理が働いています。

では、なぜ外面をつくろうのでしょうか?

それは、他者からの評価で傷つくのが怖いからです。

でも、考えてみてください。

本当に他者からの評価が下がるのは「自分の失敗を隠そうとしたり、蓋をしようとする」ことではないでしょうか。

自分の体裁より大事なものに気付けば、勇気を出して自分の失敗を認めることが出来ると思います。

自分の行動や考えを少し掘り下げて考えると、自分も周りも生きやすくなると思います。

 
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プロフィール

佐屋鉄心

心理カウンセラーの佐屋鉄心です。
普段は某カウンセリングルームで認知行動療法の心理カウンセラーをしております。
様々な悩み解決のヒントとなれるような執筆活動をしています。