長らく続いているコロナ渦ですが、この短期間で大きく生活様式が変わっている方も多いのではないでしょうか。
人との距離を取るというのは大事なことで、コロナ対策としては今は最大の対策といえるでしょう。
ただ、物理的な距離は心の距離にも関係してきます。
実際に会って話をしたいという欲求に駆られてしまうことは誰にでも少なからずあるのではないでしょうか。
このような欲求の抑圧はストレスとなり、さらなる欲求に変わっていってしまいます。
最近は様々な政策が行われていますが、去年より人出がそこまで減っていないのはこのような感情の動きが集団的に発生しているせいもあると思われます。

このような人とのコミュニケーション欲求は人が集団で生きる性質があるからです。
コミュニケーションが必要なために本能的にそれを求めるようになるのは生命として当たり前のことです。
ですが、コロナの影響で人の生活様式自体が変わっている現在では、このような欲求も変わっていくことが考えられます。
現在の感情や欲求のコントロールも人類に課せられた課題なのかもしれません。

このような対人コミュニケーションに対する欲求をコントロールするには欲求を満たす方法を変えるのと、感情のコントロールが必要です。
そのためには自分がなぜそのような気持ちになり、それをどのように処理するかを考える必要があります。
先ほどもあるように、人とのコミュニケーションを求めるのは人としてずっとそれが必要だったからです。
これが長い進化の歴史の中で脳が欲求として求めるようになってきたということです。
これは見方を変えれば生活様式が変わったのなら必要ない欲求となることもあります。
欲求や感情の原因を考えると少し見方が変わるのではないでしょうか。

また、欲求の処理をする方法としては、オンラインの活用など使えるものは使っていくしかないのかもしれません。
特にテクノロジーに疎い人などは積極的に取り入れていくことが必要でしょう。
ちょうど人類はインターネットという大きなツールを使えるようになってきています。
出来る限り誰でも使えるようになっていくことが望まれるのではないでしょうか。


また、認知を意識することが大切です。
いきなり認知を変えることは難しいので、まずは意識をすることで自分への抑止になります。
また、意識をすることで状況の客観視もできるようになってきます。
客観視ができると自分のことだけでなく周りの状況や、周りの人の感情も考えることが出来るようになってきます。
それだけでも感情のコントロールをしやすくなるでしょう。