元号改正から、皇族関連のニュースが多いですね。
ここ数日は小室さんの話題が多く、賛否両論を巻き起こしています。
色々な意見があって、ニュースやワイドショーでもコメンテーターによって意見が分かれる場面を良く見かけます。
ですが、ここでは少し違う角度でこの問題を見ていこうと思います。
それは、論点の明確化と矛盾の解消という点です。
この問題はいくつかの問題が絡み合っていますが、それぞれの意見で論点がずれているように思います。
まず、今後を応援したいという人は結婚というものがお互いのものであり、人がとやかく言うことではないという「結婚とは何か」を論点にしているのに対し、反対の人は「皇族が皇族らしくあるためには」という部分を論点にしています。
同じ問題に対しての論点ですが、論点が違う事によって意見の結果として矛盾している事になります。
結婚とは何かを問われれば、お互いが幸せになるためと考える人多いのではないでしょうか。
皇族とはを問われれば、国民の象徴でありお手本になることが望ましいと考える人が多いのではないでしょうか。
この二つのどちらに重きを置くかで論じているので、意見が割れるのだと思います。
本当はどちらかで論じればそこまで意見が分かれるものではありません。
ですが、そうも行かないのが矛盾ではないでしょうか。
また、どちらかが重要でどちらかが重要では無いという論点にすり替わっているようにも見えます。
「両方大事なんだけど、どうしようか」という事に意識が向かないと感情だけが一人歩きしてしまうと思います。



このような事は身近な問題でも沢山発生しています。
例えば自分の中でどうしたらいいか迷ってしまう時は、このような矛盾が自分の中で起こっているときです。
一つの点で考えると答えは決まっているのに、別の点も加味すると考えが崩れるというジレンマです。
このような時は論点を明確化して、それぞれの考えに折り合いをつけなければなりません。
単純にメリットとデメリットをそれぞれ足して、どちらがメリットが多いのかを算出するしか矛盾を解消する方法はありません。
そもそもこのような矛盾は完全な解決方法はありません。
解決方法が無いから矛盾ともいえます。
様々事に対して問題を細分化し、一つずつ向き合っていく事が大切です。
そして、その一つずつが矛盾する時もありますが、その折り合いをつける判断力こそが問題解決能力だと思います。
スルーしたり誤魔化したりで問題を解決したと考える人もいます。
力技で自分や他人を納得させる事によって問題を解決したと考える人もいます。
ですが、それで問題解決とするのは難しいと思います。
出来る限り納得のいく方法を取る事が本当の問題解決ではないでしょうか。