極端な一般化

認知の歪みに「極端な一般化」というものがあります。
一般化とは、
AはZ
BはZ
よってCもZ
というような、一連の性質をまとめ、一つの概念とすることです。
これが極端になっている場合に、認知の歪みとして問題となることがあります。
例えば、甘い誘いをしてくる人に対して一度騙されたことがあると、次に甘い誘いをしてくる人も騙す人だと決め付けるような場合です。
また、自分に対しても、「失敗をしたから次も失敗する」と考えるような場合も極端な一般化となります。
一連の性質を判断するのが早く、概念が適正ではないとも言えます。

この一般化は、思考を助けるために元々は脳が持っている学習機能です。
例えば、怒っている顔の人を見たら目をそらすような事はないでしょうか。
これは、怒っている顔の人=自分に危害がある、という一般化を行っているためです。
これは、危機回避や判断を早める効果があります。
上手く使えば生きるのに役立つということです。
ですが、これが極端になってしまうと問題が生まれます。
怒っている顔の人を一生避け続けていては、本当は厳つい顔なだけでとても優しい人との出会いを失っているかもしれません。
その逆も然りです。



また、極端な一般化は、時として差別を引き起こしてしまう事もあります。
ある程度のカテゴリーで分類し、その人達を批判するようなケースも極端な一般化を行っていることが原因です。
カテゴリーの中でも、一人一人違いがあります。
嫌いなカテゴリーの中に好きになれるものがあるかもしれません。
簡単に一般化をすること自体が難しいことなんです。

極端な一般化をしてしまいがちな人は、その根拠と現象の関連性を突き詰めて考えることが大切です。
事柄をバラバラにしてみると違ったものが見えてくるはずです。
また、法則性を分析する事も大切です。
失敗した時の法則をそのまま使っていては、また同じ結果になる可能性が高いでしょう。
ですが、法則を変えて実行することによって、結果が変わる可能性が上がっていきます。
一般化をするまでに努力をするということが大切だと思います。