心を軽くする方法~認知行動療法のblog

心理学で心を軽くする方法。心理学で心をひも解き、相手も自分も理解しあう事が出来る。【心理研究家】佐屋鉄心

2017年12月

機能不全家族とは?

機能不全家族という言葉があります。
育った家庭が一般的に考えて家族としての機能を果たせていない家族の事を言います。
機能不全家族で成長した場合、精神的・性格的に歪みが生じ、生き辛さを抱えやすいという問題が起こります。

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具体的に機能不全家族とは、
  1. 愛情が無い、又は希薄
  2. 育児放棄
  3. 親の不在(親の役割を果たす人の不在)
  4. 暴言、虐待、いじめが有る
  5. 過保護・過干渉
  6. 常軌からずれた仕来りやルールなどがある
等があります。
特に、虐待が有る家庭では、心に大きな傷となり大人になっても精神的な歪みになる事が多くあります。

家族というのは子供にとって見れば選ぶ事の出来ないものです。
また、家族というセーフティエリアであるものが、ストレスになってしまうという事は子供にとって辛い事です。
子供とは無償で安全を確保されるべき立場です。
それが行われない子供は、心理的に不安定になってしまいます。
いつもオドオドしたり、過剰に従順だったりと小さな力で自分を守ろうとするのですが、それが大人になってもそのまま残ってしまうと、自分で生きていかなければならなくなった時に障害となります。
機能不全家族で育った事は、今更変える事はできません。
ですが、今の自分を変える事はできますので、前向きに自分と向き合って欲しいと私は思います。

また、機能不全家族で育った事を本人が理解できていないというケースがよく見られます。
これは、機能不全家族であってもそれが普通と思って育っていると、自分の家庭が正しいという基準になってしまいます。
むしろ、うちとは違う家庭は以上だ!と思ってしまう事もあります。
もちろん、それが悪い事ではありません。
価値観といってしまえばそこまでのことです。
それぞれの家庭の事情があるので自分の家が基準となるのは致し方ないことです。
但し、自分の悩みが機能不全家族が原因だという事実を受け入れたくないが為の回避で、自分の家が基準になっている人は、他者との間に問題が起こるでしょう。
かたくなに自分が正しいという事を言うのは、今の自分の可能性を放棄してしまうようなものです。
様々な家庭があって、それぞれに良いところも悪い所もあるのだという事実を受け入れることが大切です。


自分の感情を把握する事の難しさ

認知行動療法を行うときには、自分の感情を把握する必要があります。
これが意外と難しいことで、なかなか自分で具現化できない事も多くあります。
出来事に対して自分の気持ちから出てきたものが「感情」ではなく「思考」になっている人が見受けられます。
例えば、「上司に怒られた」という時に、「上司が間違っている」「私は悪くない」と思うことが感情だと思っているケースがあります。
これは感情ではなく思考結果です。
上司に怒られた→上司が間違っている
ではなく
上司に怒られた→感情→上司が間違っている
となります。
認知行動療法で行う作業の中で、出来事に対して分析を行う方法があるのですが、この感情の部分がなかなか出てこないという方は多くいらっしゃいます。
これは、反射的に思考している方に多く、言葉にすることが難しいということもあります。
このために感情を日々書き出すという作業を前段階に行うのですが、そのような方は難しいと感じて止めてしまう事が多いのは否めないことなのかもしれません。
ですが、自分の感情を把握して、自動思考と感情の元になっている自認知の歪みを修正するには最初の感情を把握する事は必須です。
日々、自分が感じている感情を考えるクセをつけると、自分の中で起こっているプロセスをひも解くことが出来るようになっていきます。
まずは、頭の中でも良いので『今の自分はどんな感情なのだろう?』と問いかけるクセをつけることが大切です。

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