皆さんは様々な悩みに立ち向かうとき、どのようにしていますか?

友達に相談する。気晴らしをする。考えないようにする。

色々な方法があります。ですが、どれも悩みに対して表面しか解決が出来ていないことがほとんどです。

なぜなら、悩みの原因までたどり着いていないからです。

「悩みの原因なんか分かっている」とおっしゃる方もいらっしゃると思います。

わかっている方は、悩みをすでに解決して、気分も爽快になっているでしょう。

もし、悩みが長らく解決していない方は、原因の追究が足りないのかもしれません。

もちろん、たった今の対処をする事も必要です。原因まで考えてもたどり着けない事もあるかもしれません。

ですが、同じような悩みにめぐり合う事をなくすためにも、根本的な解決をしたいものです。

そこで、自分が悩んだ時には少し立ち止まって「それはなぜだ?」をやってみましょう。


例えば、部屋を片付けられないという方は…

○部屋が片付けられない

○片付けようとしてもやる気が湧かない、途中で止めてしまう。

○普段から決まった場所にしまえば楽なのに

○それすらも出来ない

○自分がだらしが無いのが原因

という風に考えて、結局自分がダメな人間だという結論を出します。

ですが、自分がダメなのは原因ではありません。

むしろ結果です。

では、部屋を片付けられない原因を突き止めるにはどのようにしたら良いでしょうか。

まず、一つずつに注目します。

部屋を片付けられないのは、「片付けようとしてもやる気が湧かない、途中で止めてしまう」という経過があります。

その経過はなぜ起こるのか?考えうるパターンを全て洗い出します。

他にやりたい事がある。
片付ける事が負担だ。
気になるものが出てくるとそちらに気がそれる。

色々人によってあると思います。

では、その経過を更に掘り下げます。

例えば、

他にやりたい事がある。のは?
それは、片づけよりも自分にとって大事。
時間が限られている中、自分のやりたい事を優先したい気持ちが強い。

という自分の気持ちが出てくるかと思います。

そして、悩みになる時は、「その気持ちと自分がやるべきことが一致していない」時に起こります。

ここがポイントです。

片付ける事が必要ないと思っている人は、片づけを出来ない自分に悩みません。

なぜなら、自分にとって必要のないことだからです。

逆に、悩みになる時は、片付けたいという気持ちと片づけが面倒だという気持ちを天秤にかけてどちらも取れないという状況です。

実は、この気持ちの状況がマイナスの感情になり悩みになります。

結果、悩みの原因は、「自分の気持ちが矛盾している事」となります。

そして、その矛盾を取り除くことが出来れば、悩みはなくなります。

本当の原因が分ければ、悩みの解決のためになにをすればいいかがわかってきます。

自分がダメだという結論だと、何をしていいかわからず問題の解決にはなりません。

自分の悩みに対して、簡単に終わらせるのではなく「それはなぜだろう?」を繰り返すことが大切です。