心を軽くする方法~認知行動療法のblog

心理学で心を軽くする方法。心理学で心をひも解き、相手も自分も理解しあう事が出来る。【心理研究家】佐屋鉄心

2015年07月

仕事、、辞める?辞めない?

仕事に関する相談をよく受けることがあります。

仕事とは、人生において大きなウェイトを締めることです。

思い悩む方が多いのは仕方が無いことでしょう。


よくご相談を受けるのが、仕事を辞めるべきかどうかというものです。

辞めたいと思う原因は人それぞれです。

上司が嫌い。仕事がきつい。そもそもこの仕事が向いてない。などなど。。。

それぞれ色々な気持ちを抱えていますが、いつも私が言うのは、

「自分の満足感が高いほうを選ぶとよいですよ」

と伝えます。

正直、仕事の内容を詳しく聞いても、辞めるべきかどうかは私には判断がつきません。

法律的な問題や、その人の生活の問題もあるでしょう。

「それはひどい!今すぐ辞めなさい!」とはいえません。( ̄Д ̄;;

そもそも、カウンセラーはクライントが自分自身で判断ができる力を身につけるお手伝いをするのが仕事です。

なので、状況にもよりますが、クライアントの気持ちにフォーカスして判断を促す方法をとります。

自分の満足感とは、裏を返すと後悔をしないほうということです。

後悔しないほうを選ぼうとすると、どうしても不安の方が先に来て選ぶことが難しくなります。

なので、自分にとってプラスが多いほうを選択してくださいということです。

この考え方だと、考える内容が良いことや楽しいことの比較になります。

そうすると、判断を下す不安が軽くなるため、判断をしやすくなるというからくりです。

○マイナスな考え方
仕事を辞める⇒収入がなくなる。次の仕事への不安
仕事を続ける⇒ストレスが継続する。この仕事であっているのだろうか。

○プラスな考え方
仕事を辞める⇒ストレスからの開放。次のステップへのスタート。自分がやりたい事ができるかも
仕事を続ける⇒困難を乗り越えた後の満足感。自分のレベルアップ。収入の安定。

例えばこのように考えます。
プラスの部分だけで比べてみると自分にとって良い方の判断がつきやすくはないでしょうか。

人はマイナスな事を思考していると、頭の回転が落ちてきます。

学生の頃、嫌いな教科は頭に入ってこないのに、好きな教科はすらすら勉強できた事はありませんか?

それと同じで、自然と考えたくない事は考えないように脳が指令を出しているからです。

プラスな事を考えて思考や判断をしたほうが正しい答えを導き出せる可能性が上がるのです。

皆さんもマイナスを比べるのではなく、プラスを比べてみてはいかがでしょうか。

 

遅刻をしました(´;ω;`)

すっかり暑くなりました。

おかげで体調を崩されている方も多いみたいですね。

私は今日の朝、暑くておきたのですが、一度起きてエアコンを入れてそのまま二度寝。。。

気付けば予定より1時間半遅くおきました。

用事があったのですが大遅刻です。。。

待たせた方、ホントにごめんなさい。

エアコンという文明の利器に屈服いたしました(笑)。

皆さんも二度寝には気をつけましょう。


私は、この文章を相手への懺悔だと思って書いています。

本当は書かなくてもいいような出来事を、公に謝る事で自分への心理的対処にしています。

書くことによって自分の悪かった部分への反省、相手への謝罪、次への対策を客観的に考えられます。

自分のマイナスな感情を吐き出す事で心理的負荷の軽減にもなっています。


今回の件で心理学的なものを一つ。

自分の失敗を隠そうとしたり、蓋をしようとする人がいます。

実は私も昔はそうでした。なかなか素直にダメな自分を認めるというのは難しいことですよね。

ですがそれは、自分を 守るためだと気が付き、少しずつ修正してきました。

ここに書くという事も修正の一つです。

心理的背景としては、

自分がミスをした
 ↓
自分はダメな人間だ(自己否定)
 ↓
そんなダメな自分は認められない(回避)
 ↓
せめて周りにはダメな自分を見せないようにしよう(外面をつくろう)

という心理が働いています。

では、なぜ外面をつくろうのでしょうか?

それは、他者からの評価で傷つくのが怖いからです。

でも、考えてみてください。

本当に他者からの評価が下がるのは「自分の失敗を隠そうとしたり、蓋をしようとする」ことではないでしょうか。

自分の体裁より大事なものに気付けば、勇気を出して自分の失敗を認めることが出来ると思います。

自分の行動や考えを少し掘り下げて考えると、自分も周りも生きやすくなると思います。

 

目次

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■心理学


└ 認知行動療法

└ ネガティブ思考の方に

■コラム



■日々の出来事



■写真(心理学とはあまり関係ありませんw)

悪い想像をするクセを直す

ここでは、ネガティブ思考の方に心を軽くする方法を書いていきます。

ネガティブ思考の方は、必ずといっていいほど「悪い想像をするクセ」があります。

しかも、悪い想像を真実のように感じてしまいます。

そして、その想像に捉われ、悪い方向にばかり目が行ってしまいます。

そうする事で、「きっと上手く行かない」「私はダメだ」という答えに行き着いてしまいます。


では、現実的になにをしたらいいでしょうか。

まずは、自分のクセに気が付くことが大切です。

自分はダメなんだと思う事はないでしょうか? 

極端な自分への否定感が自分をダメだと決め付けてはいないでしょうか?

本当は、他の人から見ればダメではないかもしれません。

ひょっとしたら、ダメな部分があるかもしれませんが、よい部分もあるかもしれません。

大事なのは、ダメに固執しないことです。

「自分はダメかもしれないけど、ダメじゃない部分もある」

と考える事が重要です。

要するに、極端な決め付け(自分はダメ)ではなく、かもしれない(自分はダメかもしれないけどダメではないかもしれない)という中途半端なくせに変えるということです。

中途半端が嫌いな方もいるかもしれません。

ですが、考え方のクセで言うと中途半端はOKなんです。

むしろ、極端な決め付けはNGです。


まずは、自分の極端な部分に気付き、中途半端な考え方でもいいんだということに気がつくと、ネガティブ思考は少しポジティブになります。


 
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プロフィール

佐屋鉄心

心理カウンセラーの佐屋鉄心です。
普段は某カウンセリングルームで認知行動療法の心理カウンセラーをしております。
様々な悩み解決のヒントとなれるような執筆活動をしています。