心を軽くする方法~認知行動療法のblog

心理学で心を軽くする方法。心理学で心をひも解き、相手も自分も理解しあう事が出来る。【心理研究家】佐屋鉄心

今日の一言
「自分へのダメ出しは程々に」

否定は止めて肯定をしてみましょう。

先日、カウンセリングではないのですが、知り合いの愚痴を聞く機会がありました。

元々、昔から相談事を良くされるのですが、愚痴なんかも良く聞かされます(^o^;)

私は、人の愚痴を聞くのを嫌だと感じたことが無いので全く問題はないのですが、誰でもどこでも何でも、大体同じ原因があって、全部聞いた後に一言だけ言っている言葉があります。


「相手に肯定感も持つと自分が楽になるよ」


これを言う理由は、愚痴のほとんどが「相手に否定感を持っている」というのが原因だからです。

そして、その否定感は「自分とは違う悪しきもの」というレッテルを貼ることによって生まれます。

これは、自我を守るために行われることなんですが、傍から見ているとどうしても生産性が無いように見えてしまいます。

もちろん、否定感を持つ気持ちは重々わかるんです。

どうしても感情が勝手に一人歩きしてしまうものです。



別にその人と仲良くなる必要はありません。

馬が合わないと言う事は仕方の無いことです。

人それぞれ自我があって、それぞれ違うのですから。

ですが、自分の見方や捉え方で自分の感情がマイナスになっているのは損をしています。

自分とは違うものを否定する → 悪しきものとしてレッテルを貼る → その人自体に対して否定的になる → 気分が悪い

これを

自分とは違うものを肯定してみる → 悪しきものではないというレッテルを貼る → その人自体に対して肯定的な理由が出来る → そんなに悪い気分ではない

に変えるだけで自分の感情が助かっています。

自分の感情を傷つける人や、自分が納得できない人はいます。

ですが、そんな人達にもそうなった理由があります。

ただ嫌だということにはせず、好きになる努力をすることが自分にとって一番良い方法ではないでしょうか。

本当の自信とは何か?

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ネガティブな考えをする人の傾向として自信の無さがあります。

自分に自信がもてなくて判断が遅れたり、消極的な行動になってしまう事もあります。

逆に自信が無いからネガティブになっているとも考えられます。

自分らしく生きるためには自信を持つ事は大切なことです。


ところで、自信とはどういう意味でしょうか。

辞典では、
[名](スル)自分で自分の能力や価値などを信じること。自分の考え方や行動が正しいと信じて疑わないこと。
となっています。

ですが、自信という言葉を少し違ったニュアンスに捉えている方も多くいます。

特にネガティブ思考の方は、自信=「自己過大評価、自己中心的思考、驕り(おごり)、自惚れ」となっているケースが多く見られます。

確かに「自信満々」というとあまり良い印象ではないですね。

ですが、自信を持つ事は悪い事ではありません。

判断や行動をするときに自信を持っていなければ後悔をすることになったり、どうしていいか分からなくなって依存的になったりもするからです。

これでは、マイナスな感情を生み出すだけです。

適切な自信は必要!!

この「適切」というところが肝心です。

自信とは自分の価値を信じるということですが、大事なのは信じることではなく、「価値」のほうです。

自信が無い人はこの「自分の価値」が歪んでいることがほとんどです。

自分の尺度だけで価値を評価している、又は一部の他人の尺度だけで評価していると「適切な価値」になる事はありません。

また、価値を0か100で考える事も適切ではない価値です。

例えば「あの人より劣っているから私はダメだ」のような評価は適切とはいえません。

幅広い価値観で自分の価値を評価する事が「適切な価値」であり、適切な価値がわかれば適切な自信になります。

過大評価でもなく過小評価でもないバランスのいい評価をすることが自信を持つ事につながっていきます。


また、日本の文化として、驕り(おごり)や自惚れは恥じという風潮があります。

自信を持ちすぎると驕り(おごり)や自惚れになるという考え方のクセが、自信を持つ事を邪魔している事もあります。

特にネガティブ思考の人は、客観的にみてOKなことでも自分の中でNGを出そうとする癖があります。

これは自分にOKを出す事が感覚的に悪い事だという社会的価値観を植えつけられているため、反射的にNGを出してしまうという行為です。

自分の価値観が偏っていることが原因で、自信を持てないケースもあるということです。


自信とは「自分の適切な価値を見出し、信じること」だと私は考えます。 
 

2016桜~六義園

IMG_7193 駒込、六義園にて。
この日は6分咲きぐらいでしょうか。
満開とまでは行かずとも綺麗な桜でした。 IMG_7210

悪い出来事を良かった出来事にする方法

p1016_s1ネガティブ思考の方は、悪い事があると後悔したり落ち込んだりするかと思います。

生きていれば悪い事は起こります。

良い事ばかりの人生を歩んでいる人は稀ではないでしょうか。

誰でも悪い出来事を体験するものです。

ですが、ネガティブ思考の方は悪い出来事に対して、マイナスの感情を感じたままで対処をしないという傾向があります。

自分を責めて終わってしまうことが多いのです。

そこで、悪い出来事を良い出来事にする方法を考えて行きましょう。


良い出来事とはなんでしょうか?

満足感を得られる事、誰かのためになった事、得をした事など、総称して喜びを得られる事が良い出来事かと思います。

では、もし悪い出来事が良い出来事になる瞬間があるとすればどんな時でしょう?

それは、良い出来事の原因が悪い出来事だった時です。

人並みの言葉で言うと「挫折によって成功を収める」ということです。

悪い出来事があったとき、感情に捉われるのではなく、反省をし対策を考える。

それが次の成功につながった時、悪い出来事が良い出来事の一部になるんです。

悪い出来事があったときに放っておくクセをやめて、ちゃんと向き合うことが出来れば状況が変わります。


悪い出来事を良かった出来事にする為には、悪い出来事に対して感じた感情に振り回されないようにすることが大切です。

実は、悪い出来事を悪い出来事で終わらせるかどうかは自分次第なんです。

認知行動療法ではまず自分の感情を知ることから始めます。

認知行動療法は認知の歪みに注目し、スキーマを変化させる事で、悩みの根本を改善していきます。

ですがいきなりスキーマにアプローチをしてもなかなか上手くは行きません。

そこで、まずは自分の感情を知り、向き合うことから始めます。

なぜなら、認知と感情を分けて考えるという事が最初は難しいケースが多いからです。

自分の感情がどのようなもので、なぜそれが出てくるのかを考えると、認知の歪みにたどり着きます。

ですが、認知の歪みと感情が一緒くたになっていて、感情が先か認知が先かがわからなくなっている人も多くいます。

例えば、ゴミをポイ捨てした人を見てなにを考えるでしょうか。

「ありえない」「どんな教育を受けてきたんだ」「非常識だ」と考える方が多いでしょう。

そして、このときの感情は不快な感情になる人が多いのではないでしょうか。

その感情の原因にはスキーマがあるのですが、 出来事のインプットから自分の行動までの一連の流れを理解できなければスキーマの修正はできません。

そこで、表層的でわかりにくい自分の感情を把握する事が最初の一歩となります。


具体的には時系列で出来事と感情を書いていきます。

メモなどでもかまいませんので、記録してみましょう。

そうすることによって自分がどのような時にどのような感情になっているのかが振り返ることが出来ます。

その振り返りの中で少しづつ感情の原因を探って生きます。


まずは自分を整理し把握する事が認知行動療法の最初の一歩です。

それを振り返り原因を考えるということで認知の歪みやスキーマを変化させます。
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プロフィール

佐屋鉄心

心理カウンセラーの佐屋鉄心です。
普段は某カウンセリングルームで認知行動療法の心理カウンセラーをしております。
様々な悩み解決のヒントとなれるような執筆活動をしています。