心を軽くする方法~認知行動療法のblog

心理学で心を軽くする方法。心理学で心をひも解き、相手も自分も理解しあう事が出来る。【心理研究家】佐屋鉄心

今日の一言
「自分へのダメ出しは程々に」

成長欲求が自分を追い詰める事もあります。

心理学者のマズローは欲求の5段階説というものを唱えています。
1.生理的欲求
2.安全の欲求
3.社会的欲求
4.承認の欲求
5.自己実現の欲求
この五段階が、人の根本的行動動機というものです。
そして、5の自己実現の欲求が成長欲求と言われ、他が欠乏欲求と言われています。
人は、自分に足りないものを欲するものです。
自身の安全や生命、存在価値が脅かされるとそれを解決しようとします。
これは、欠乏欲求であり自然と求めるものです。
自己実現の欲求は、未来の自分への欲求です。今の問題ではないのですが、これが少し間違うと自分を追い詰める事もあります。

成長欲求が自分を追い詰める事もあります。

理想を持つ事は大切です。
ですが、高すぎる理想はかなわない時もあります。
また、実力以上の理想の場合は、そもそもどうすればいいか解らないものです。
そのように、「今の自分」からかけ離れている「未来の自分」を思い描く事は理想が高すぎるという事になります。
また、他の欲求が起因の自己実現欲求は本当の自己実現欲求とはいえません。
例えば、誰かに認められたい(承認欲求)が元で、その理想の自分になろうとしているのは自己実現欲求とはいえません。
承認欲求を満たすための行為で未来の自分ではなく、今の自分をどうにかしたいという欲求だからです。
理想が高すぎたり、自分とはかけ離れている方はこのパターンが多いように感じます。
誰かの理想を叶える事は未来の自分への欲求ではないということです。
なので、理想がかなわずに人が認めてくれない時は未来の自分も否定されているように感じるので、精神的な不満を抱える事になります。
成長欲求はまだ見ぬ自分に対しての祈りのようなものかも知れませんが、その方向に向かっていくという事は誰にでも出来ることです。
成長欲求に押しつぶされないようにするには、本当に自分がそうなりたいのかを考えると答えが出るのではないでしょうか。

本当の成長欲求とは「なりたい自分になりたい」というものです。
未来の自分は不確定要素で、今は行動をするしかありません。
未来を考えて今の行動を考える事が大切だと思います。

回避癖を治す方法

つい回避癖が出てしまう人は多いと思います。
私も出来れば回避したいなーと思う事は沢山あります。
ですが、回避ばかりもしていられないので、そうならないための思考をいつもするようにしています。
今日は回避癖を治すために、そもそも回避とはどのようなものなのかを考えてみましょう。


例えば
「大学受験を控えて、勉強をしなければならないのに、なんだかんだと理由をつけてやらない」
という状況があったとしましょう。
これを目的別に双方で考えて見ます。

勉強をする目的→いい大学に入りたい

勉強をしない目的→ 辛い思いをしたくない

一連の行動には2つの目的があります。
見ての通り矛盾した目的ではありますがそれが一人の中に存在しています。
これを解決するにはどのようにすれば良いでしょうか。

まず大事なのは、リスクを払わなければメリットは得られないという本質を理解しておきましょう。
楽をして楽しい人生を得る事は稀です。
つらい思いをして初めて自分が手に入れたいものが手に入ります。
それぞれの目的は同時にはかなわないという事です。
そこで、どちらをとるかという話になります。
回避という観点では、辛い思いをしたくないというのが回避になるのでしょうが、回避癖が良くないという事はありません。辛い思いをしたくないという選択をしても良いんです。
その選択の方が人生としての幸せを堪能できるかも知れません。
その辺は人それぞれの認知によるものだと思います。
回避癖を治したいと思っている人の問題は、「いい大学に入りたい」と言う目的を諦めないという事です。どちらも手に入れたいと思っていることが問題なんです。
実は回避癖が問題ではないんです。
どちらかを選ぶという選択をすることで、回避癖で苦しむ事はなくなります。
個人的には進歩的な選択(いい大学に入るために辛い思いをする)というほうがいいと思いますが、人それぞれだとも思います。

回避癖を治す方法

選択するという事は不安が付きまといます。
先のことに影響するものはわからないことなので不安が必ず付いてきます。
ですが、どちらか選ばなければいけないという事は事実です。
良く考えて決めるということが回避癖を治す一つの方法です。




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心の知能指数

皆様は「心の知能指数」というものをご存知でしょうか。
心の知能指数とは、Emotional Intelligence Quotientの訳でEQと略されます。
よく見かけるIQというのが頭脳の指数であるなら、EQは心の指数といったところでしょうか。
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思いやりがある、空気を読める、判断力があるなどの力がEQに当たります。
生活をしていく上で大切であり、人生をより良くしていくために必要な能力です。
EQはIQよりも大切だという専門かもいます。
頭が良いだけでは社会的に順応する事は難しいですからね。

また、EQは後天的に成長させられるとも言われています。
様々な経験から相手の気持ちを考えることだったり、知識から得られるEQもあります。
特に対人関係では、経験値が大きく左右します。
やったことが無いことを上手くやるのは難しいですが、幾度と無くこなしてきた事は達成する確率は上がるものです。
EQの成長にはなにが必要なのかを少し考えてみましょう。
その前に、EQを計るチェックシートをやって見ましょう。
EQチェック

自分の能力を知るという事は成長の第一歩です。


では、EQを成長させるためにはなにをすれば良いでしょうか。
私は大きく3つの大切な事があると思います。
まずは、

洞察する事
これは、物事を様々な視点で観察するという事です。
ただ眺めているだけではダメです。
主観で見て、客観的に見て、自分が想像も出来ない視点が無いかを考えて物事をみることが大切です。
これによって、1つの事実が人によって違う事実になっている可能性を垣間見ることが出来ます。
そうすることによって後の判断や行動が周囲を考えたものになりますので、最良となる可能性が上がります。

次に
熟考する事
これも、様々な視点で考える事が大切です。
自分の感情で考えるのではなく、周囲の感情になったつもりで考える事で、これも周囲を考えた結果となります。

最後に
自分を信じる事
これは、洞察と熟考を行動に移すために必要です。
せっかく良く見て良く考えても行動に移す、また結果を出す事が無ければ意味がありません。
ですが人には不安というものがいつも付きまといます。
その不安を払拭するぐらいに自分を信じなければなりません。
自分が精一杯考えたのならそれを信じてあげることが大切です。



これらを繰り返していけばEQは自ずと上がります。
心の成長ともいえますね。
経験と知識を使うためにもEQを成長させる事は大切です。
皆さんも一度自分のEQと向き合ってみてはいかがでしょうか。



これは、洞察と熟考を行動に移すために必要です。
せっかく観察をしてせっかく観察をして

機能不全家族とは?

機能不全家族という言葉があります。
育った家庭が一般的に考えて家族としての機能を果たせていない家族の事を言います。
機能不全家族で成長した場合、精神的・性格的に歪みが生じ、生き辛さを抱えやすいという問題が起こります。

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具体的に機能不全家族とは、
  1. 愛情が無い、又は希薄
  2. 育児放棄
  3. 親の不在(親の役割を果たす人の不在)
  4. 暴言、虐待、いじめが有る
  5. 過保護・過干渉
  6. 常軌からずれた仕来りやルールなどがある
等があります。
特に、虐待が有る家庭では、心に大きな傷となり大人になっても精神的な歪みになる事が多くあります。

家族というのは子供にとって見れば選ぶ事の出来ないものです。
また、家族というセーフティエリアであるものが、ストレスになってしまうという事は子供にとって辛い事です。
子供とは無償で安全を確保されるべき立場です。
それが行われない子供は、心理的に不安定になってしまいます。
いつもオドオドしたり、過剰に従順だったりと小さな力で自分を守ろうとするのですが、それが大人になってもそのまま残ってしまうと、自分で生きていかなければならなくなった時に障害となります。
機能不全家族で育った事は、今更変える事はできません。
ですが、今の自分を変える事はできますので、前向きに自分と向き合って欲しいと私は思います。

また、機能不全家族で育った事を本人が理解できていないというケースがよく見られます。
これは、機能不全家族であってもそれが普通と思って育っていると、自分の家庭が正しいという基準になってしまいます。
むしろ、うちとは違う家庭は以上だ!と思ってしまう事もあります。
もちろん、それが悪い事ではありません。
価値観といってしまえばそこまでのことです。
それぞれの家庭の事情があるので自分の家が基準となるのは致し方ないことです。
但し、自分の悩みが機能不全家族が原因だという事実を受け入れたくないが為の回避で、自分の家が基準になっている人は、他者との間に問題が起こるでしょう。
かたくなに自分が正しいという事を言うのは、今の自分の可能性を放棄してしまうようなものです。
様々な家庭があって、それぞれに良いところも悪い所もあるのだという事実を受け入れることが大切です。


自分の感情を把握する事の難しさ

認知行動療法を行うときには、自分の感情を把握する必要があります。
これが意外と難しいことで、なかなか自分で具現化できない事も多くあります。
出来事に対して自分の気持ちから出てきたものが「感情」ではなく「思考」になっている人が見受けられます。
例えば、「上司に怒られた」という時に、「上司が間違っている」「私は悪くない」と思うことが感情だと思っているケースがあります。
これは感情ではなく思考結果です。
上司に怒られた→上司が間違っている
ではなく
上司に怒られた→感情→上司が間違っている
となります。
認知行動療法で行う作業の中で、出来事に対して分析を行う方法があるのですが、この感情の部分がなかなか出てこないという方は多くいらっしゃいます。
これは、反射的に思考している方に多く、言葉にすることが難しいということもあります。
このために感情を日々書き出すという作業を前段階に行うのですが、そのような方は難しいと感じて止めてしまう事が多いのは否めないことなのかもしれません。
ですが、自分の感情を把握して、自動思考と感情の元になっている自認知の歪みを修正するには最初の感情を把握する事は必須です。
日々、自分が感じている感情を考えるクセをつけると、自分の中で起こっているプロセスをひも解くことが出来るようになっていきます。
まずは、頭の中でも良いので『今の自分はどんな感情なのだろう?』と問いかけるクセをつけることが大切です。

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